GoogleMaps Static APIで衛星画像と座標を取得する。
GoogleMaps Static API で衛星写真をダウンロードすることができるのだが、座標データ(世界測地系)もついでに取得できたら便利と思いやってみた。
作ったサンプルページがこちら。
https://nemotos-office.sakura.ne.jp/gcut.html
主な流れは以下のお通り。
①クリックした位置にマーカーを数点表示する。
②マーカーと衛星画像が表示されたファイルをstaticAPIで小窓に表示させ、ダウンロードする。
③マーカー位置の緯度経度を平面直角座標系に変換して出力する。
切り出した衛星画像の左下及び右上座標もあった方が便利なので、こちらの理論式とこちらのサイトを参考に計算して、出力できるようにした。
平面直角座標系への変換には、国土地理院のAPIが公開されているが、レスポンスが遅すぎるようなので地理院が以前公開していたプログラムソースを利用した。なので、下記に注意してくださいね。以下の告知をすることを条件に国土地理院から承認をいただいているので。
サンプルページ の javascript ソース function doCalcBl2xy(B,L) は、国土地理院長の承認を得て、同院の技術資料H1-No.2「測地成果2000のための座標変換ソフトウェア TKY2JGD 」のVB計算ルーチンを利用し作成したものです。(承認番号 国地企調第370号 平成24年3月7日)
世界測地系(測地成果 2000 、または 測地成 2011)専用です。旧日本測地系では正しい位置に表示されません。また、地震等による地殻変動が生じた地域等で、必要としている精度を確保できない場合があることをご了承ください。また、このサンプルページを使用したことによって発生したあらゆる損害について作者は一切の責任を負わないこととさせて頂きます。
サンプルページのAPIキーはサンプルページ以外動作しません。
ブラウザは google chrome を使用してください。
①地図上をクリックしてマーカーを4つほど置いてみてください。
②表示している地域の平面直角座標系を選択します。
③切り出し画像表示ボタンをクリックすると、マーカーが表示された 衛星画像ファイルが小窓で表示されます。この画像をデスクトップにドラックしてダウンロードできます。また、小窓に表示されているマーカ座標と衛星画像の左下、右上の座標がSIMA作成ボタンをクリックすることでダウンロードできます。
ダウンロードした衛星画像ファイルとSIMAファイルをお持ちのCADシステムに読み込み、マーカー位置と座標位置を合わせるように補正(4点補正等)します。
また、衛星画像の左下、右上の座標の2点補正しながら取り込みできますが、どちらにするかはお好みでやってみてください。
マーカーの一番先端部分がマーカー座標位置となります。
グーグルアースに出力するタイプのCADオプションはあるけど、こちらの方が扱いやすいかも。
SIMAは測量データのテキスト形式のファイルです。測量データの中身は(点番、点名、X,Y,Z)の数字等です。
SIMAの拡張子をTEXTに変えれば開けるのでご確認下さい。